み・らいず2

み・らいず2ブログ

2020.07.06 up

堺市北区にある未就学児・小中高生向け療育。少人数クラス制。 大阪メトロなかもず駅・南海高野線中百舌鳥駅より徒歩2分。 児童発達支援では、発達がゆっくりな子どもたちに、小学校に楽しく通うための療育を行っています。 放課後等デイサービスでは、発達障がいの子どもたちに、SSTを通して社会性を身につけるサポートをしています。

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み・らいずスクール児童発達支援/放課後等デイサービスでは、「子どもの10歳の壁とは何か?」「中1ギャップを乗り越える方法」などの著者、法政大学の渡辺弥生先生(発達心理学専門)を講師として、6月20日(土)に「10歳の壁をどう超えるのか~子どもの社会性の発達から考える~」セミナーを実施しました。

コロナウイルスの影響によりZoomでのオンラインセミナーの実施となりましたが、60人を超える方々にご参加いただきました。

今回のセミナーでは、子どもの社会性の発達から考える「10歳の壁」をどう超えるのかについて、をテーマにお話しをしていただきました。

渡辺弥生先生によるセミナー内容を少しご紹介します。
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親子のコミュニケーションのあり方として、『応答性』というものがあります。子どもの「~がしたい」という欲求や要求に「~がしたいんだね」と伝え、子どもの欲求や希望に応えられる範囲で応答していく、ということです。子どもは、どのような選択をしても応えてもらえる安心を感じることができます。しかし、大人がすべての子どもの選択に応えなくてはならないわけではありません。「~がしたいのね。でも、今は○○でできないな」と一度受け止め、理由を伝えることで応答することができます。

「10歳の壁」と言われるように、10歳以降になると、未来や過去のことを想像することができるようになります。学校生活の中では、道徳的価値観と友情関係など双方のことを考えることで、どちらを優先するのかという「感情のゆれ」、この先どうなるのか不安を抱える「懸念」が生まれます。それが「10歳以降の心のジレンマ」となり、日々の生活の中で葛藤を抱え、悩むことが多くなります。子どもにとって、悩むことは大切なことです。その時に、子どもの気持ちに共感をしながら、一緒に考えていく必要があります。

例えば、乱暴な子どもに対して、「もうちょっと優しい言い方をしなさい!」「怒りっぽい性格だから、どうしようもない」と言ってしまいます。
子どもへの支援(関わり方)の方法として、「優しい言い方」という抽象度が高い言葉での伝え方ではなく、「~をしましょう。と言おうね!」など具体的な行動や言動を伝えます。また、「怒りっぽい性格だから」のように、子ども自身の性格を理由にするのではなく、「優しい言い方のスキル」を獲得できていないからと考えていきます。

このように、子どもがまだ獲得ができていないスキルの獲得方法として、「ソーシャルスキルトレーニング」や「リフレーミング」があります。「ソーシャルスキルトレーニング」は、獲得できていないスキルを正確に理解をしていくために、実際に子ども自身が体験を繰り返し、褒められたり、実践していくことでスキルを獲得していきます。「リフレーミング」は、子どもの苦手な短所となるところを長所に変えることで、いいところだと気づくことです。

子どもの感情の現れは個人差がありますが10歳から、「うれしい」など1つだけではなく複雑な感情表現を言葉ですることができてきます。人との関わりの中で、感情表現を理解していくたため、大人のサポートが必要となります。子どもの心のジレンマや感情を、様々な言葉として翻訳をすることで感情の表現をほどいていくことが大切です。その他に感情には、強さや種類、変化、心の奥の感情など年齢に応じて様々なものが表出し、子ども自身も理解することができます。

10歳という心に葛藤を抱えやすい時期だからこそ、悩みながら経験をかさねることでスキルや力を獲得していきます。このような10歳という時期に、大人が応答性をもって関わり、感情に寄り添いながら一緒に表現していくことが必要となります。
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1時間という限られた時間の中で、とても有意義なお話を聞くことができました。

今回のセミナーで渡辺先生のお話を聞き、日々の子どもたちの関わりの中でも、悩みや葛藤に共感し寄り添うことで、感情を言葉に表現していく関わり方を大切にしたいと感じました。
子どもたちのやりたいという欲求や選択にできる範囲で応えることで、新しい発見や成長につなげていける支援を心掛けていきます。

み・らいずスクールでは、ひとりひとりに合わせ、日々の様子から必要なスキル獲得を目指しソーシャルスキルレーニングをプログラムとして実施しています。ご興味のある方は、お気軽にご相談ください。

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